臨月・産休に入る直前で3.11の東日本大震災が……。その経験から私が学んだこと。

3月11日、忘れもしない東日本大震災が起こった日。もう一か月で産休に入る頃でした。 私は看護師として働いているので、地震が起こった時、病院にいました。「あっ地震だ……!!」と感じて立ち上がり、患者さんの見回りに行こうと廊下に回ったところで揺れが強くなり、手すりにつかまっていないと立っていられなくなりました。徒歩でも帰れなくなり、一晩職場に泊まって昼過ぎに家に帰りました。家の近くのスーパーに寄り、とりあえず食品を買おうと棚をみましたが、カップラーメンがほとんど売れ切れていて、品物がなく、それを見てとても怖くなりました。私の頭には、「子供を守らないと!」という母としての気持ちが大きくあり、水や食料のことがまず一番の不安材料として頭にありました。

翌日からの出勤は、間引き運転で電車はあり得ないほど混んでいて、舌打ちされながら大きなお腹をかばいつつもなんとか通勤しました。結局、上司の配慮で予定より1週間早く産休に入りましたが、その時は、自分とお腹の子のことで頭がいっぱいで、不安だらけでした。あれからもう何年もたっていますが、その時の経験から自分の中で行っていることがいくつかあります。私のルールなので、特に根拠があるわけではありませんが、参考になれば幸いです。

お米は、無洗米を1パック開けたら早めに1パックストックする。

地震が起きたときマンションにいるとも限らないのですが、何となく強迫観念というか卓上コンロと鍋でお米が炊ければなんとかなると思っていて、それで行っている習慣です。

水のストックを置く

ウォーターサーバーで水のストックと、5年保存の水もおいてあります。地震後ウォーターサーバーはどこも品薄でした。

オムツ・トイレットペーパーも1パックあけたら1パックストックする。

当時は、買い物袋でのオムツの代用の仕方などニュースでやっていました。

外出するときは、一食分ぐらいの食べ物と飲み物、オムツを多めに準備する

新幹線でも外出先でも、自分と子供の分が一食あれば、万が一のことが起こっても、心の余裕が生まれるかな。と思って。

後は、生まれてから防災グッズを揃えました。揃えたものは下記になります。

  • サイズアウトした着替え
  • 簡易トイレ
  • 体を保温するアルミホイルみたいなシート
  • 保存食品
  • モービーラップ(大きいひも状の抱っこひもで、一枚の布のようなるので子供の毛布代わりにもなると思って)
  • いつ、何が起きるかわからないし、起きたらと思うと怖いけれど、子供には辛い思いをさせたくないという思いが、母になってからより強くなりました。正直、あの地震がなければ、ここまで防災について、日常的に意識することはなかったかもしれません。備えあれば憂いなし、ですからね!!

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