何もしていないのにお腹がカチカチに張る! まさかのハイリスク診断、その原因は?

現在8カ月後期のおみなつです。

私が妊娠に気がついたのは平均よりも遅めでした。12週を過ぎたころで、この頃はまだ「お腹が張る」という状態がよく分からず「便秘が続いているのかな?」ぐらいにしか思っていませんでした。しかし妊娠15週をすぎたあたりから、便秘のときの下腹部痛とは明らかに違う張りが出てきました。症状としてはお腹全体が、野球ボール・ゴルフボールになったような感じ。感覚は人それぞれだと思いますが、とにかくカチカチになります。
「動きすぎてお腹が張る」「立ちっぱなしでお腹が張る」といった症状の場合は、ゆっくり横になればすぐ治まっていたのであまり気にしていませんでした。しかし週数が増すごとに何もしなくてもお腹が張る、それに加えて腰痛がひどくなっていきました。

突然指摘された、前置胎盤の可能性。

15週の頃から担当医には「張りやすい」と伝えて薬を処方してもらっていましたが、全く改善されず20週頃の健診で「何もしなくても張りやすいのと、腰痛が耐えられません」と伝えたところ、念のため膣内エコーしてみましょう。と。見てもらった結果、胎盤が子宮口を完全に塞いでしまっています。との一言。

先生曰く、「まだ20週だし胎盤が動く可能性があるので、心配することはないと思いますが、もしかしたら前置胎盤の可能性があります」と……。さすがにショックでした。その後、里帰り出産をする為に引っ越しをして、新しい病院へ紹介状をいただき健診へ。ちなみにハイリスク妊婦の可能性があるだけでかなりの件数の病院に断られたので探すのが大変でした。

新しい病院でも腹部エコー中にカチカチに……。赤ちゃんが無事ということだけ確認した後は膣内エコーへ。外科の先生も来てくださりしっかり見てもらった結果、やはり前置胎盤とのこと。前置胎盤といっても3種類あり胎盤が子宮口のほぼ全体を塞いでいるのが「全前置胎盤」、大半が塞がれているのが「部分前置胎盤」、子宮口の一部に胎盤がかかっているのが「辺縁前置胎盤」と呼ばれています。

私はその中でも一番重症な全前置胎盤と診断されました。早い人で20週ころから大体の人は28週から警告出血があるが私は出血がなく奇跡と言われました。因みに前置胎盤になりやすいリスク因子がいくつかあるので参考までにご紹介すると、

  1. 初産より経産婦
  2. 帝王切開の既往、人工妊娠中絶術の既往、子宮筋腫核手術などの子宮の手術歴
  3. 多胎妊娠、胎盤の形態異常
  4. 喫煙、高齢、前置胎盤の既往

です。私はどれにも当てはまらないもっとも稀なハイリスク妊婦と言われました。

私はハイリスク妊婦になりましたが、早い週数で可能性を指摘されました。とにかくお腹が張りすぎたり、もし出血があったらすぐ病院に電話して健診の際にしっかり伝えて見てもらってください!

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