【出産エピソード】出産予定日を超過してもお産の兆候なし、こない陣痛に不安……。

息子がこの世に生まれて2ヶ月。毎日慣れない子育てに追われ、あっという間に1日1日が過ぎていきますが、陣痛が始まってから産まれてきてくれるまでのことを今でも鮮明に覚えています。

出産予定日を過ぎても生まれる気配なし

出産予定日近くの妊婦検診にて、「予定日ぐらいには産まれてきそうだね」とお医者さんに言われてドキドキしていたのですが、予定日当日を迎えても、まったく産まれる気配なし。里帰り出産でしたので、両親はあまりにも大きいお腹を見て、「早く出ておいでー」と歌いだしたり(笑)、旦那には「どうどう?」と毎日LINEでチェックされ(笑)、周りの様子にちょっとイライラしながらも、「まあそのうち産まれる」とのんびり過ごしていました。

スクワットや雑巾掛けでの陣痛促進にトライ。

しかし、もともと大きめの赤ちゃんと検診で言われて分かっていたので、あまり予定日を超過すると出産が大変そうと思い、出産日当日からスクワットをしたり、雑巾がけをしてお産に向けて身体を動かしていました。スクワットを1日10回×2、雑巾がけを朝一で続けるも、何の変化もなし……。予定日を2日超えた日の夜、お風呂に入りながら「そろそろ産まれておいでー会いたいよ」とお腹に念を送りました。

前駆陣痛か本陣痛か……。少しずつ痛みが増していく。

翌日、「朝からお腹がいたいかも?」と思い、陣痛カウントのアプリを使ってチェック。5分間隔になったと思えば、しばらくおさまるの繰り返し。「これは前駆陣痛? 本当の陣痛? どっちだろう?」と思うも、まだまだ痛みには余裕があったので、本を読んだりTVを見たりしてのんびり過ごすうちに、少しずつ痛みが強くなっていく。

なんとなくですが「今日か明日には産まれてくるかも」と思い、いつもより夕飯を早く食べ、お風呂に入り、いつ陣痛が始まってもいいように準備をしておきました。そして、19:00頃、立ち会いを希望していた旦那に連絡をして、「今日来た方がいいかも」と伝え、急遽最終の新幹線で実家に向かってもらうことに。

その間にもどんどん痛みが増していきます。痛みの感覚は5~10分の間で変化していたけど、10分間隔になったら電話するようにと言われていたので、病院へ連絡。いざ電話すると、そのタイミングは痛みがおさまっていたこともあり、元気な様子が伝わったのか「来てもいいけど、今の調子なら来ても帰ることになるかも……。」と言われ、もう少し自宅待機しますと電話を切りました。

ついに陣痛が5分間隔、病院へ!

0:00、旦那が到着。そのタイミングで陣痛が5分間隔になっていたので、到着したタイミングで再度病院へ電話しました。「今から来てください。」と言われ、これから始まるお産にワクワクする気持ちや、赤ちゃんに会える楽しみな気持ちが湧いてきました。事前に陣痛が来た時に来てくれる陣痛タクシーを予約しておいたので、深夜でも問題なく病院へ。

0:30に病院到着。血圧をはかってから内診をすると「子宮口が4~5センチぐらい開いている」と言われました。そこから陣痛室へ移動してNSTを装着。「午前中には産まれるんじゃないかな」とのことで、あと数時間もこの痛みを耐えるのかと一瞬ぐったりするも、赤ちゃんに会える瞬間を夢見て頑張ろうと思いなおしました。その後は陣痛室で旦那と2人放置され、(助産師さんは1時間に1回見に来てくれるだけだったので心細かったです……)定期的にやってくる陣痛の波をひたすら耐えていました。旦那に持参していたテニスボールで腰あたりをおしてもらった結果、そうとう痛みがやわらいだのを覚えています

赤ちゃんの心拍が一瞬弱まり……!?

4:00子宮口が全開になるも、赤ちゃんの心拍が弱まり急遽先生が陣痛室に。そして、ベッドのまま分娩室に担ぎ込まれました。「大丈夫なのか!?」と不安になるも、すぐに心拍が回復しました。そして5:00、やっと破水。しかし、ひたすらいきむも出てくる気配なし。「頭がひっかかって出てこない」といったような先生たちの会話が聞こえてきました。そこからひたすらいきむも、出てこず……。ずっと立ちっぱなしの旦那は、眠さと疲れでフラフラ。立ったまま寝そうになるも、横で水を飲ましてくれたり、声をかけてくれ、ずっと支えてくれていました。

微弱陣痛になり陣痛促進剤を打つことに。

8:00、陣痛が弱まってしまい、このままだと赤ちゃんも母親も体力が持たないということで、陣痛促進剤を打つことに。それでも進まない場合は帝王切開になりますと言われ、ここまで苦しんで「帝王切開とか嫌すぎる!!!!」と絶対にこのまま産むと気合を入れる。しかし、もはや体力の限界……。そこから6人ぐらい先生やら助産師さんが出てきて、分娩モードに。そこから5回ぐらいいきんで、最後はお腹を押されて、頭を吸引されてやっと出てきてくれました!!

いやー本当にしんどかったです。苦笑
感動したかったけど、無事産まれたーという安堵感でいっぱいで、涙も出ませんでした……。

その後は通常であれば赤ちゃんとのご対面なのですが、出血が多かったということで、裂けた箇所の処置を優先。痛み止めの注射をするも、すぐに縫われたので出産とは別の痛みが待っていました。

本当に痛くて苦しくて辛かったけど、その先にはかわいいわが子との出会いが待っていました。出産直後はもうこの痛みは二度と味わいたくないと思ったけど、2ヶ月経った今はこんなカワイイ我が子に会えるなら、もう1回経験してもいいかなと思っています。母親とは不思議なものですね!笑

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