【管理栄養士ママの離乳食レシピ】基本の10倍粥の作り方

離乳食で赤ちゃんが1番最初に食べるもの……それは大体お粥です。「最初は10倍粥からスタート」と、どの育児書にも書いてあると思います。

そもそも10倍粥の10倍って何?

私は管理栄養士として働いていて、離乳食相談を行うこともありますが、その時に、「そもそも10倍粥の10倍って何ですか?」と聞かれることがあります。
これは生米(炊く前の米)と水の体積の割合のことで、例えば大さじ1(15ml)の米を、15mlの10倍の150mlの水で炊けば10倍粥ができあがります。ただ、一口に10倍粥といっても、お鍋で作ったり、炊飯器で作ったり、電子レンジで作ったり、作り方は色々!

一番おいしくできるのは「お鍋」。

一通り作ってみた結果、私が感じたことは、「お鍋で炊くお粥が1番美味しい」ということ。同じ米なのに、鍋で炊くとぐっとお米の甘味が増して、お米も粒のひとつひとつが芯までやわらかくなっている感じがしました。そこで、私が作っていた10倍粥の作り方を紹介します。

10倍粥
米・・・・・・大さじ3
水・・・・・・450ml

  • 鍋に米、水を入れて15分ほどおく。
  • 蓋をして中火にかけ、沸騰したら蓋をずらし、出来る限りの弱火にして、時々かき混ぜながら吹きこぼれに注意して20〜30分ほど煮る。
  • 火を止めて10分ほど蒸して完成☆

離乳食の進み具合に合わせて、裏ごししたり、すり潰したりして、あげてください。この分量で、離乳食開始頃なら10回分にはなると思います。
離乳食開始後、2ヶ月くらい経ったら、7倍粥になりますが、米大さじ3(45ml)に対して水は7倍の300ml前後で同じように炊けばできあがります。前述した通り、「◯倍粥」の定義がわかっていれば、レシピ本を引っ張り出さなくてもお粥は作れると思います。赤ちゃんの食べ具合に合わせて、9倍粥、8倍粥、なんてのも自由自在に作れます!

赤ちゃんの時から、大人になっても、日本人の食事の主体は米!

私自身は、離乳食はそんなに力を入れなくてもいい、なんてこのサイトの記事にも書きましたが、お粥だけは2人目の時も必ず鍋で炊いていました。炊飯器で炊くよりは、少し手間はかかりますが、これから離乳食を始める方も、ぜひ一度はお鍋でお粥を炊いてみて欲しいと思います。

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